プーチン大統領「シリアのロシア軍病院を攻撃した反政府軍とそれを支持する西側諸国は断じて許せない。」こじれる西側との外交〜ロシア、シリアにチェチェン兵を送り込む決定〜いよいよ泥沼化するロシアのシリア政策

プーチン大統領「シリアのロシア軍病院を攻撃した反政府軍とそれを支持する西側諸国は断じて許せない。」こじれる西側との外交〜ロシア、シリアにチェチェン兵を送り込む決定〜いよいよ泥沼化するロシアのシリア政策

プーチン大統領、反政府軍支持の西側諸国を断じて許さないと強硬姿勢〜反政府軍爆撃でロシア人医療関係者2人が死亡

レンタニュース

12月8日プーチン大統領は「ロシアはシリアの爆撃で死亡したロシアの医療関係者に対する西側諸国の対応は断じて許せない。」と上院人道問題委員会の会合で述べました。

「西側諸国や組織はロシアの軍事病院施設がどこにあるのか百も承知の上で攻撃を加えロシア人医療関係者の命を奪った。
これは断じて許されないことだ。
医療関係者はシリアで戦闘するためではなく、地元住民を含む人々を助けるために現地に向かったのだ。」

プーチン大統領はまた、ロシアの赤十字チームがアレッポで軍病院が攻撃されたことを痛烈に非難したことに感謝しました。

これまでプーチン大統領は木曜日に爆撃で死亡したナジェズダ・ドゥラチェンコ氏、ガリーナ・ミハイロヴァ氏に栄誉賞を送る命令を出しました。

この2人の他にこの爆撃で重傷を負ったキーロフ記念軍付属医科大のヴァディム・アルセンティエフ教授にも栄誉賞を送ることが決定されています。

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ロシア、シリアにチェチェン兵を送り込む決定〜いよいよ泥沼化するロシアのシリア政策


カラシニコフ上院議員

レンタニュース

チェチェン共和国内の特別部隊『ヴァストーク』『ザパド』部隊をシリアの戦闘に送り込むという決定には妥当な根拠がある、と国会議員でCIS、ユーラシアとロシアの友好関係問題委員長のレオニード・カラシニコフ氏は発言。

「今回の決定には多くの根拠がある。チェチェンとシリアでは気候も似通っており、共に戦闘技能に長けておりしかも気質も似通っている。したがって今回チェチェン兵をシリアに送ることを決定した。」

さらにカラシニコフ氏は、チェチェン人自らがシリアの反政府側で戦うものを『シャイタン(神に逆らう悪魔)』と呼んでいる、とも。

これまで12月末までにシリアのロシア軍基地フメイムにチェチェンの2部隊を送り込む可能性があることが報道されました。これらの軍隊はシリアにあるロシア軍施設を防備することになります。

11月にはチェチェンに特別治安部隊が組織され、赤いベルトと目印の肩章を与えられました。

12月6日、国際問題を扱う上院評議委員会の副委員長ヴラディーミル・ジャバロフ氏は「アレッポのロシアの軍病院が反政府派に攻撃され2人の医療関係者が死亡した。シリアのロシア人安全のためにた一昨を講じるべきだ。」と発言。

『ヴァストーク』『ザパド』部隊は2003年にチェチェン兵から組織されました。
2000年代半ば、この部隊は国内の戦闘に従事、また2008年の南オセチアをめぐるグルジアとの5日戦争でも従軍。
2006年、レバノンの公共施設を守るためにもこの部隊が従事しています。

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チェチェンのカディロフ大統領「プーチン氏からの命令とあれば光栄。チェチェン兵をシリアに喜んで送る。」

カディロフ氏はプーチン大統領から毎年莫大な『予算』をもらっています。予算はロシア国民の税金からなっており、その予算のおかげで息子たちも格闘技の先生にポルシェを送れるほどの金満ぶりを示しています。
チェチェンの物価、公共料金はロシア国内の半額。

プーチン大統領がこうした資金を送っているのは、チェチェンがロシアには向かった『チェチェン戦争』を繰り返したくないためです。
チェチェン兵は優秀な兵士らで、カディロフ氏自身の父はチェチェン戦争でロシア軍を相手に戦った国粋主義者。カディロフ氏自信も戦闘でロシア兵を殺害しています。
しかし、金には勝てず、プーチン氏の誘いに答え戦争をやめ、金をもらってロシアの番犬のような役割をしているわけです。
もちろんウクライナの東部紛争地区やクリミアにもチェチェン兵がいち早く送られています。

レンタニュース

チェチェン共和国大統領のカディロフ氏はインスタグラムでチェチェン軍をシリアのフメイムに派遣しロシア空軍基地を防衛するというニュースに関しコメント。

「ロシアのメディアでシリアに『ヴァストーク』『ザパド』部隊とチェチェン特殊部隊をシリアに派遣するというニュースが出回っているが、チェチェンには『ヴァストーク』『ザパド』という名の部隊は存在しない。」

一方、カディロフ氏はチェチェン軍派遣を否定せず、『シリアのフメイムの防衛を任されたならば、大変名誉なことだ。。』とも発言しています。

12月8日にイズヴェスチヤはチェチェン軍がシリアのロシア空軍施設の防備に当たると報道。
ロシア軍関係者はイズヴェスチヤに対し、「2016年11月に特殊部隊が組織され、シリア出兵の準備を開始した。特別部隊には赤いベルトと特殊な肩章が与えられた。」と述べています。

12月末までに特殊部隊はフメイムに派遣され、ロシア軍施設の警備防衛にあたることになると報道されています。
http://plaza.rakuten.co.jp/mamakuncafe/diary/201612090000/