ロスネフチ一部売却も不可解な取引?〜Glecoreは取引を否定、スベルバンクに入金記録もなし、ウリュカエフ元経済大臣逮捕はロスネフチ売却利益をめぐる陰謀?

ロスネフチ一部売却も不可解な取引?〜Glecoreは取引を否定、スベルバンクに入金記録もなし、ウリュカエフ元経済大臣逮捕はロスネフチ売却利益をめぐる陰謀?

ロスネフチ株が一部民間に売却された、というニュースがありました。
ところが不可解な事実が次々と明るみに出ています。
買収したとされるGlencoreがこの事実を否定。
またロスネフチの取引銀行には一切の入金がないことも。

初めのニュースでは、入金がないのは、この資金でロスネフチがインド精油企業の買収をし、エジプト油田売却、さらに対外債務用に通貨スワップで対応しているためではないか、と述べています。
2番目のニュースでは、実はこの取引は表向きで、90年代に行われたソヴィエト資本私有化の闇の手口が使われ、ロスネフチがイタリアの銀行を使って『売却』を書類上捏造し、コミッションを手に入れたのではないかという見方が報道されています。
つまりロスネフチ売却によるコミッションは会社社長のセーチン氏とその商取引を『勧めた』プーチン大統領の懐に入ってしまい、ロスネフチの債務返済にはなっていないという可能性を指摘しています。

また、先に逮捕された元経財大臣のウリュカエフ氏は、このロスネフチ株売却の内情を知っており、自分の分け前を取ろうとしていたために、『抹殺された』とも見られています。

難しい記事です。事実全容を把握するには少し時間が必要です。

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スベルバンクにロスネフチ売却の入金記録見つからず

FINANZ.ru

ロスネフチ売却利益のほぼ全てがロシア国内から消え去り、ロスネフチの国外取引やローン支払いに向けられ、国家予算向けに中央銀行に入金されないことになる、とスベルバンクの分析家が警告しています。

ロスネフチの19.5%にあたる資本売却で国家に102億ユーロ、ドル建てで110億ドルが入金する公算となっていました。

ロスネフチはこの入金でインドのVadinarを38億ドルで購入、さらにエジプトのゾフル油田を20億ドルで購入に充て、さらに38億ドルで12月のローン支払いに充てなければなりません。

これを計算すると、事実上支出は96億ドルとなり、87%のロスネフチ売却利益にあたることになります。

この取引はインドの原油会社購入の取引がスベルバンクを通じて行われれば、為替レート両替を経ずに決済されることになります。

ロスネフチ売却(売却先はGlencoreとQIA:前者はスイスの原料総合商社、後者はカタールの国営投資企業)の収益をインドのエサール石油精製会社売却に振り込む事もできます。
ロスネフテガス(ロスネフチの事実上売却主)への支払いはルーブル建とし、ロスネフチは中央銀行より6000億ルーブルの債券を発行、この債権で決済をする事も可能。

「大手銀行でこのような取引をした際、インドのエサール買収にルーブル建の債務が生じないことになります。
もしTrafigura(オランダの総合原材料商社)がエサールの買収をし、前払いをした場合、ロスネフチ側からの支払いを早急に迫る必要性がなくなり、従ってロスネフチは預金引き出しをせずにエサール買収の取引を済ませる事も可能です。」

為替市場を経ないで通貨を変換する可能性が大きいと見るのは分析家のイリーナ・レベジェヴァ氏。
「現在ルーブルレートが急激に上がっているので政府もロスネフチも為替市場での両替を望んでいません。直接通貨をスワップすることでルーブルの価値を高く維持することにも。」

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Glencore、ロスネフチ資本買収を否定〜インテサ銀行が暗躍で90年代の手口を使って不正にコミッションを捻出か?

SBEROMETER

Glencoreはロスネフチ株買収を否定。買収によって得られる資本わずかは0.54%とされています。
Glencoreの買収額はわずか3億ユーロ、当初の価格より3%引きとなっています。

ロスネフチにとって今年最大の民間売却に関し、社長のイーゴル・セーチン氏は水曜に詳細を発表。そのあと不可解な疑問が生じてきました。

売却に関わった2企業はロスネフチの19.5%にあたる株を105億ユーロで買収することになっていました。スイスの原料総合商社Glencoreは事実上この取引の事実を否定。
木曜日に公表されたGlencoreの発表では「この取引を行ってもロスネフチ株所有率は僅か0.54%、これでは経営権参加には程遠い。」としています。

Gelncoreの投資金額は3億ユーロ、実際の売却価格の3%引きです。

さらに、この取引では通貨による決済でなく、Glencoreの株式を交換することとなっていた、とも。
プレスリリースでは売却は19.5%の株で102億ユーロとされています。

ロスネフチ資本民間売却に使われた銀行は実はイタリアのIntesa インテサ銀行で、インテサ銀行が取引の大半を扱ったとロイター関係者。

Intesa銀行は長らくロスネフチとの取引があり、今年初めから売却先探しも行なっていました。
Glencoreとカタール投資企業がロスネフチを買収したというのは実は表向きだ、というのは市場関係者。

「今回の手口はおそらくこんな風でしょう。ロスネフチは何らかのファンドに投資する、そしてその投資ファンド会社がロスネフチの株を買い、コミッションを手に入れます。こうした手口は90年代の国営資本売却の際に行われ、会社自身が自分の金で資本を自己買収し、コミッションを手にいれる(つまり、何もないところからコミッションが捻出されることになります。)というわけです。」

「ロスネフチは西側の通貨で利益を手にいれることができました。一方事実上欧州中央銀行のメンバーであるイタリアのIntesa銀行の暗躍でロシアの国家赤字が生じることになります。」と別の分析家。
http://plaza.rakuten.co.jp/mamakuncafe/diary/201612100000/